エチラームが通販・個人輸入できなくなる?
2024/03/29
エチラームの特徴とは?
エチラームは抗うつ薬・抗不安薬として精神科や心療内科で良く処方される薬剤であるデパスのジェネリック薬です。
デパスは1984年に現・田辺三菱製薬で開発されたベンゾジアゼピン(チエノジアゼピン)系の抗不安のお薬です。
デパスのジェネリック薬エチラームは症状に対する高い効果と平均6時間の作用時間の短さを兼ね備えています。 日常生活で心や体に過大なストレスがかかると脳内で私たちの行動を制御している、興奮性の神経伝達神経と抑制系の神経バランスが崩れ、不安や、落ち込んだ気分を引き起こします。
デパスのジェネリック薬エチラームは、興奮性の神経伝達系が活発に作用しているときに起こる様々な症状に作用します。
デパス及びエチラームの有効成分エチゾラムは、脳内で抑制性神経伝達物質GABAの働きをサポート。体や心の不安や緊張を和らげることで不眠症、心身症による高血圧症、胃十二指腸潰瘍などに用いられる他、筋肉の弛緩作用があるため緊張型偏頭痛や腰痛の痛み止めとしても処方されています。
場合によっては先発品とジェネリック医薬品との間には、製造プラントの違いなどから、効果等に僅かながら差が出る事もあります。
実際に両者を服用した人の意見の中には、デパスの方が若干即効性があると感じた人も少なくないようです。
コスト面では当然、ジェネリック医薬品であるエチラームの方が安価です。
なおエチラーム舌下錠1mgは口腔内ですばやく溶ける舌下錠タイプなので、水なしでも服用でき、効果は速効性です。
エチラームの効能について
神経衰弱、不安、緊張、抑うつ、睡眠障害、パニック障害、心身症、うつ病、神経症、統合失調症の症状に伴う頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛
エチラームの成分について
Etizolam 1mg(エチゾラム)
※エチラームの効果や、持続時間、副作用は先発品であるデパスと殆ど相違ありません。
エチラームの用法用量について
症状によって用法、容量は異なりますので服用の際は、必ず医師、薬剤師の指示を仰ぎ服用を願いします。
■うつ、神経症・・・1日3mgを1日3回に分けて服用
■頸椎症・・・筋収縮性頭痛 1日1.5mgを1日3回に分けて服用
■睡眠障害・・・1日1~3mgを就寝前に1回服用
※高齢の方は、エチゾラムとして1日1.5mgまでの服用
エチラームの副作用について
基本、デパスのジェネリックですので副作用はデパスと同じです。
副作用は効果の強さに比べて少ない事が知られていますが、それでも眠気、ふらつき、倦怠感、注意力・集中力の低下が現れることがあります。
服用後集中力を要する車の運転等は行わないでください。
また、睡眠薬や抗不安薬に共通して言える事ですが、アルコールと同時摂取する事で薬が強く効きすぎ、思わぬ重大な副作用が現れる事があるため、服用中にお酒を飲む事は注意しなくてはなりません。
エチラームの使用上注意について
・急性狭隅角緑内障、重症筋無力症を起こしている方は使用できません。
・衰弱している状態の方、肝機能障害をお持ちの方、呼吸器系に疾患がある方、心臓疾患がある方は、服用を行わないでください。
・高齢者の方には、作用が強く出る恐れがあります。
・長い間同じ薬を飲み続けることで、体への耐性がつきます。効能弱化、依存を引き起こすことがあります。
・本剤の使用を中止ことでイライラや不眠、不安、手の震えなどお薬からの離脱症状が現れることがあります。
・成分にアレルギー症状がある方は、使用を避けてください。
・妊婦、妊娠の可能性のある方は使用しないでください。
・他の診療科のお薬や精神薬を服用されている方はその旨を医師に伝えてください。
・お子様の手の届かない場所に保管してください。
医師の指示、自己責任において使用いただきますようお願いします。服用後に体に異変がある場合、すぐ医師にご相談下さい。直射日光を避け、涼しい場所に保管して下さい。
エチラームの第3者への販売、譲渡は法律で厳しく罰せられます。
エチラームは個人輸入・海外から通販が禁止となります
今までできていたエチラームを海外からの個人での購入ができなくなります。
厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課が2016年の7月19日に1ヵ月間近く行われたパブリックコメントによりエチラームを始め成分「エチゾラム」を含む医薬品が個人輸入禁止薬の「麻薬及び向精神薬」に指定されました。
この規制に関してはネット上でも話題になっています。
規制の実施時期は2016年10月13日。
2016年10月13日以降に個人輸入禁止の規制対象商品となり、海外からの購入は出来なくなります。
エチラームはもう服用できないのか?
エチラームの規制が変わりましたが、それは個人輸入や海外からの通販に関して禁止となっただけで、今まで通り精神科や心療内科などの医療機関では処方はされます。
通院費や受診料など時間の手間はありますが今後は病院での処方のみになるのでエチラームを個人輸入や通販を利用していた方には負担が大きい規制となるでしょう。
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