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• フィラリアについて

  • フィラリアとは犬の心臓に寄生する細長い糸状の虫のことを言います。
    発見が遅れると愛犬を死なせてしまう可能性がある恐ろしい寄生虫です。
    フィラリアは血液中の栄養を吸取り、心臓・肺・肝臓・腎臓など生命維持に重要な臓器に悪影響を及ぼします。
    感染から約半年間は症状はまったくありませんが、それをすぎると咳をしたり、散歩を嫌がったりするようになります。また、体重が減ったり、皮膚や毛に異常がでたりというケースもあります。
    
    フィラリアの感染経路は蚊です。
    感染犬はミクロフィラリア(幼虫)が血液中に存在しており、蚊がこの犬を吸血することによってミクロフィラリアが蚊の体内に入ります。ミクロフィラリアが感染可能になるまで成長すると蚊が犬を吸血する際に口吻を突き刺した先から犬の体内へ感染してしまいます。
    自覚症状が乏しいためフィラリア症は治療でなく定期的な予防が重要です。
    蚊が感染能力を持ち始める5月末から10月末がフィラリア予防薬の使用期間となります。

• フィラリア症検査について

  • 【予防薬を飲ませる前の検査】
    フィラリア予防薬を使用する前に愛犬の血液検査は済んでいますか？すでにフィラリアに感染してしまっている状態で予防薬を投与するとフィラリアの幼虫が血管内で死滅して詰まってしまいます。重度な症状を引き起こすうえ最悪死に至るケースもありますので必ず血液検査を行ってください。
    【毎年1回は血液検査】
    毎年1回は血液検査を行うことをオススメします。その理由は以下のような理由で感染の可能性がゼロだと断定できないためです。
    
    ・薬を毎月与えていたが口の中に残し、飼い主の見ていないところに捨ててしまっている。
    ・薬を与えた日の体調が悪く薬の成分をうまく消化吸収できていない。
    ・薬の飲まし忘れや服用日程のずれが大きくなってしまった。
    ・体重増加に気づかず事前に処方された薬を服用させていた。(体重によって有効成分の適正摂取量が異なるため)

• フィラリア予防薬の特徴比較

  • それぞれのメーカーでフィラリア予防効果は同等だと言われています。下記は弊社が取り扱っているフィラリア予防薬の特徴を比較したものです。ご購入の際の参考になれば幸いです。
    
    【バーマックス】
    内服用の錠剤タイプのフィラリア予防薬です。
    【ミルベマイシンA】
    内服用の錠剤タイプで安全性が高く妊娠中でも使用が可能です。駆虫作用も幅広く回虫、鉤虫、鞭虫にも効果があります。
    【ハートガード】
    内服用の錠剤タイプのフィラリア予防薬です。
    【ハートガードプラス】
    薬剤と牛肉がミックスされたチュアブル（おやつ）タイプの薬なので錠剤が苦手なワンちゃんに与えやすいフィラリア予防薬です。フィラリア予防と回虫、鉤虫の駆除作用があります。
    【レボリューション】
    レボリューションはスポットタイプ(経皮吸収剤)で、フィラリア予防とノミ駆除効果があります。