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従来の抗がん剤よりも副作用の少ないお薬です。

有効成分であるトセラニブリ酸塩は、特定の分子の活動を抑制することによる直接的な腫瘍増殖抑制効果と、腫瘍細胞の増殖に必要な血管新生を阻害することによる間接的な抑制効果があります。
これにより、肥満細胞腫の増殖を抑え、がんの進行を抑制します。

がん細胞だけを特定して攻撃することができる分子標的薬のため、正常な細胞へのダメージが少なく、一般的な抗がん剤よりも副作用が出る可能性が少ないとされています。

国内外の臨床試験により安全性と有効性が確認されています、
また、飼い主が自宅で簡単に投与することができる、経口錠剤タイプです。

・パラディア10mg:トセラニブ（トセラニブリン酸塩 として） 10mg
・パラディア15mg:トセラニブ（トセラニブリン酸塩 として） 15mg

通常、トセラニブとして体重1kg当たり3.25mgを2日に1回経口投与します。

状態により適宜減量 （0.5mg/kgごとの減量とし、最低用量は2.20mg/kgとする）又は休薬（2週間まで）を行います。

投与開始6週間は毎週、その後は6週おきに獣医師の診察を受け、用法用量を決定してください。

食欲不振、嘔吐、元気消失、下痢、消化管出血、高窒素血症・血中アルブミン低下、健康状態の悪化、呼吸困難などの症状が現れることがあります。

・犬以外の動物には使用しないでください。
・小児の手の届かないところに保管してください。
・直射日光を避け、なるべく湿気の少ない涼しいところに保管してください。
・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分してください。


■以下のいずれかにあてはまる場合は本剤を使用しないでください。
・2歳未満
・体重が5kg未満
・交配予定及び妊娠・授乳中
・消化管からの出血が認められる場合
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある